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下眼瞼切開(目の下のたるみ取り)

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下眼瞼切開(目の下のたるみ取り)

下眼瞼切開とはどんな方法?

下眼瞼切開法とは、下眼瞼の深いしわ、へこみ、タルミを切除する方法です。
加齢とともに増えてくる目元のタルミのせいで、脂肪のふくらみや、くまが目立つようになります。目元のたるんだ皮膚と、脂肪を取り除くことで、目元をすっきりさせることができ、若いころの自分に近づけることができます。40~50代以上の方におすすめの手術方法です。

  • クマができている状態の断面イメージイラスト

    クマができている状態

  • 原因の脂肪を取り除く施術の断面イメージイラスト

    原因の脂肪を取り除く

  • クマが改善された状態の断面イメージイラスト

    クマが改善される

下眼瞼切開(目の下のたるみ取り)はこういった方に向いています

  • 目元のしわ、たるみが目立つ方
  • くまとり手術をしたが、たるみのせいで目元のしわが消えなかった方
  • ゴルゴラインやほうれい線を、たるみを引き上げることですっきりさせたい方

症例写真

  • 40代女性の下眼瞼切開症例BEFORE画像

    Before

  • 40代女性の下眼瞼切開症例AFTER画像

    After

  • 概要

    40代女性の下眼瞼切開症例になります。患者様は、数年前に結膜側から脱脂をすでにされていましたが、たるみがひどくなってきたため、たるみ切除をされることになりました。

  • 40代女性の下眼瞼切開+脱脂症例BEFORE画像

    Before

  • 40代女性の下眼瞼切開+脱脂症例AFTER画像

    After

  • 概要

    40代女性の下眼瞼切開+脱脂症例になります。目元のタルミの改善に前記手術を行いました。

下眼瞼切開(目の下のたるみ取り)手術費用

手術時間は90~120分程度、日帰りでの手術です。
項目 手術費用
下眼瞼切開(たるみ取り)のみ 330,000円
下眼瞼切開+脱脂(たるみ取り+脂肪取り) 440,000円
ハムラ法(経皮的眼窩脂肪移動術) 495,000円
備考 局所麻酔 お痛みに弱い方は、吸入麻酔や笑気麻酔の併用がおすすめです。

下眼瞼切開の施術のリスク・副作用

1. タルミ(しわ)が残る

皮膚の切除量が不十分な場合や、もともとのたるみが非常に強い場合に、術後にもしわやたるみが残ってしまうことがあります。逆に皮膚を切り取りすぎると、まぶたが外反(あっかんべーの状態)するリスクもあります。

2. くぼみ具合の変化・凹凸

目の下のふくらみの原因である脂肪(眼窩脂肪)を取りすぎると、目の下がへこみ、かえって疲れた印象や老けた印象になってしまうことがあります。逆に、脂肪の処理が不十分だとふくらみが残るなど、凹凸になってしまう可能性もあります。

3. 左右差

人の顔には元々わずかな左右差があります。手術でできる限り揃えるように調整しますが、術後の腫れの引き方や治癒の過程、もともとの骨格の影響で、目の下のラインなどにわずかな左右差が生じることがあります。

4. 結膜浮腫(けつまくふしゅ)

白目の部分(結膜)が、ゼリー状にブヨブヨとむくんでしまう症状です。手術の影響で血液やリンパの流れが一時的に悪くなることが原因で起こりますが、通常は1〜2週間ほどで自然に改善していきます。

5. 腫れ・むくみ

切開を伴う手術のため、術後は必ず腫れやむくみが生じます。手術直後から3日目あたりがピークとなり、その後1〜2週間かけて大きな腫れは引いていきます。残りの細かいむくみも、1〜3ヶ月ほどかけて徐々に馴染んでいきます。

6. 内出血

手術中に皮膚の下の細かい血管が傷つくことで起こり、あざのように青紫色になります。術後1〜2週間ほどで黄色っぽく色が変化しながら、徐々に吸収され消えていきます。多くの場合、お化粧でカバーすることが可能です。


これらの症状の現れ方や回復期間には個人差があります。ほとんどの症状は時間の経過とともに軽快しますが、ご不安な点が続く場合は、すぐに手術を受けたクリニックにご相談ください。

下眼瞼切開手術の種類

皮弁法(skin flap法)

皮弁法とは、下眼瞼の皮膚と眼輪筋の間を主に剥離し、皮膚を主に切除する方法です。下眼瞼に細かいしわが沢山あり、皮膚が筋肉と比べてたるんでいる方が適応となります。しかしながら、内出血を起こしやすいという欠点があります。

筋皮弁法(mustle-skin Flap法)

筋皮弁法とは、下眼瞼の眼輪筋下を剥離し、たるんいでいる皮膚と眼輪筋を同時に切除する手術方法です。内出血が出にくく、腫れが少ない特徴があります。筋皮弁法は、下眼瞼の外反(あっかんべ)を予防する目的で、目尻側の眼輪筋と眼窩骨膜とを糸で固定をします。ハムラ法と並んで主流の手術方法になります。

ハムラ法

目の下のふくらみ(目袋)とその下のくぼみが原因で生じる「影クマ」や「たるみ」。これらの悩みを一つの手術で、同時に改善できるのが表ハムラ法(経皮的眼窩脂肪移動術)です。

ハムラ法の説明図

下眼瞼切開+脱脂と違い、表ハムラ法は、ふくらみの原因である眼窩脂肪を切除せずにくぼんでいる部分へ移動(再配置)させることで、目の下から頬にかけてのラインをなめらかに整えます。さらに、下まつ毛のキワで皮膚を切開するため、たるんだ余分な皮膚を同時に切除することも可能です。加齢による構造的な変化を再構築するアプローチであり、長期的な効果が期待できる優れた治療法です。

こんなお悩みに方に適しています

  • 目の下のふくらみ(目袋)が目立つ
  • 目の下がくぼんで、ゴルゴラインが気になる
  • ふくらみとくぼみの両方があり、影クマが濃い
  • 目の下の皮膚がたるんで、小じわが増えた
  • 過去に脱脂術を受けたが、くぼみが気になるようになった
  • 一度で根本的な改善をしたい、効果を長持ちさせたい

【比較表】下眼瞼切開+脱脂・表ハムラ法・裏ハムラ法の違い

項目 下眼瞼切開+脱脂 表ハムラ法 裏ハムラ法
主な適応 ふくらみ+皮膚のたるみ ふくらみ+くぼみ+皮膚のたるみ ふくらみ+くぼみ
アプローチ 下まつ毛のキワから切開 下まつ毛のキワから切開 まぶたの裏側(結膜)から切開
脂肪の処理 切除する くぼみへ移動・再配置する くぼみへ移動・再配置する
皮膚の切除 可能 可能 不可
傷跡 下まつ毛のキワ(時間とともに目立たなくなる) 下まつ毛のキワ(時間とともに目立たなくなる) 表面にはできない
ダウンタイム 比較的長め(2〜3週間) 比較的長め(2〜3週間) 表ハムラ法よりは短い(1〜2週間)
最大のメリット ふくらみとたるみを同時に改善できる ふくらみ・くぼみ・たるみを同時に根本改善できる 表面に傷ができず、くぼみも改善できる
デメリット 脂肪を取りすぎると将来くぼむリスクがある ダウンタイムが長い、傷跡が落ち着くのに時間がかかる 皮膚のたるみは切除できない
表ハムラと裏ハムラの説明図1

表ハムラ法のメリット

ふくらみとくぼみを同時に解消
ご自身の脂肪を有効活用し、凹凸をなめらかに整えるため、ヒアルロン酸注入や脂肪注入などを別途行う必要がありません。非常に自然で理想的なカーブを作り出します。

たるんだ皮膚も切除可能
目の下のたるみが強い場合、脂肪をとるだけでは皮膚が余ってしまい、シワが悪化することがあります。表ハムラ法では余分な皮膚を切除できるため、ハリのある若々しい目元を実現します。

後戻りしにくく、長期的な効果
脂肪を切除するのではなく、構造的に再配置するため、効果が長期間持続します。また、脱脂術で懸念される「脂肪の取りすぎによる将来的な凹み」のリスクを回避できます。

リスク・ダウンタイムについて

項目 内容
腫れ・内出血 手術後1〜2週間で大きな腫れは引き、完全になじむまで1〜3ヶ月ほど
痛み 鎮痛剤でコントロール可能
抜糸 術後5日〜1週間で抜糸
傷跡 下まつ毛に隠れ、時間経過で目立たなくなる
その他 一時的に外反気味になることもあるが、通常は時間とともに改善

表ハムラ法の手術内容

【Step 1】 手術の実施

麻酔が十分に効いたことを確認し、手術を開始します。


【Step 2】 切開

デザインに沿って、下まつ毛の生え際ギリギリのラインで皮膚を切開します。


【Step 3】 剥離

皮膚と眼輪筋を丁寧に剥離し、ふくらみの原因となっている眼窩脂肪を露出させます。


【Step 4】 脂肪の移動と固定

露出した眼窩脂肪を、切除せずに下方のくぼんでいる部分へ移動させ、骨膜にしっかりと固定します。これにより、目の下の凹凸がなめらかになります。


【Step 5】 余分な皮膚の切除と縫合

脂肪を移動させた後、余っている皮膚の量を正確に計測し、慎重に切除します。その後、極細の医療用の糸を使い、傷跡が極力目立たなくなるよう丁寧に皮膚を縫合します。


手術時間はおおよそ90分~120分程度です。

下眼瞼切開手術(目の下のたるみ取り)の流れ

1. カウンセリング
まずカウンセリングにて、患者様の希望をお聞きして最適な手術方法をご提案します。
2.デザイン
傷跡が限りなく目立たなくなるよう、下まつ毛の生え際ギリギリのラインと、目尻のシワに沿うように切開線を精密にデザインします。
3.麻酔
  • 点眼麻酔の後、極細の針で局所麻酔を行います。手術中に痛みを感じることはほとんどありません。痛みがご不安な方には、笑気麻酔や吸入麻酔の併用も可能です(別途費用)。

  • 4.手術(約90~120分)
    局所麻酔を行い、デザインに沿って切開します。電気メスで止血をしながら皮下の剥離を進め、必要に応じて眼窩脂肪を切除します。
    眼窩脂肪は、薄い膜につつまれ、目頭、中央、目尻側の3つのパーツに分かれています。
    • (脱脂の場合) 眼窩隔膜に包まれた脂肪を、目元が平らになるようバランスを見ながら的確に切除します。

    • (ハムラ法の場合) 眼窩脂肪をくぼみへ移動させ、丁寧に固定します。

    • 最後に、たるみの原因となっている皮膚と眼輪筋を引き上げて余分な分を切除し、外反を防ぐための内部処理を施した後、極細の糸で丁寧に縫合します。

    5.クーリングと術後説明
    腫れを最小限に抑えるため、リカバリールームで30分ほど目元を圧迫・冷却します。
    ご帰宅後の注意点などを詳しくご説明し、手術は終了です。
    目元のテーピングは2、3日続けてください。

    下眼瞼切開(目の下のたるみ取り)の留意点

    所要時間 90~120分程度
    腫れ 2~3週間程度 腫れている間、下眼瞼が軽度外反することがあります。
    内出血 まれに眼窩脂肪切除部位の内出血が強く出る場合があります。内出血が出た場合は、必ず当院までご連絡ください。処置を行う場合があります。
    施術の痛み 局所麻酔で手術を行いますので痛みは基本的にありません
    通院 7日後に抜糸を行います。1か月検診 3か月検診
    麻酔 局所麻酔 笑気麻酔、吸入麻酔も可能です。笑気、吸入は別途費用が掛かります
    洗顔 翌日から可
    飲酒 腫れがある程度引くまでお控えください
    シャワー・入浴 施術部位以外は当日可能。入浴は抜糸後から

    他の、下まぶたの手術

    下眼瞼切開と下眼瞼脱脂(クマ取り)との違い

    【20代・30代向け】その悩み、「経結膜脱脂(クマ取り)」で解決できるかもしれません

    20代を過ぎると、目の下の「眼窩脂肪」を支えている膜や筋肉が少しずつ緩み始め、脂肪が前に突き出して「ふくらみ(黒クマ)」として現れます。

    この年代の方は、まだ皮膚自体のハリや弾力が保たれているケースがほとんどです。そのため、たるんだ皮膚を切除する必要はなく、まぶたの裏側から原因である脂肪を取り除く「経結膜脱脂」だけで、目の下をスッキリと改善できます。

    顔の表面に傷がつかず、ダウンタイムも比較的短いため、お仕事などで忙しい若い世代の方に最適な治療法と言えます。また、若いうちに切除した脂肪がリバウンド(元に戻る)することはほとんどありません。


    【40代・50代以降向け】深刻なたるみには「下眼瞼切開」が根本治療に

    40代以降になると、脂肪のふくらみに加え、皮膚そのものが伸びてしまい、深いシワやたるみが目立つようになります。

    この状態で脂肪だけを取り除くと、切除する脂肪の量や目元の皮膚の弾力性によっては、かえってシワが増えて老けた印象になる可能性があります。

    そのため、脂肪の処理と同時に、たるみを切除する下眼瞼切開が必要になります。ダウンタイムは長くなりますが、たるみを根本から解消し、ハリのある若々しい目元を取り戻せる、非常に効果の高い手術です。


    結論:最適な治療は「年齢と皮膚のたるみ具合」で決まります

    • 皮膚のたるみがなく、脂肪のふくらみだけが気になる方(主に20代・30代)経結膜脱脂(クマ取り) がおすすめ。

    • 脂肪のふくらみと、皮膚のたるみ・シワの両方が気になる方(主に40代以降)下眼瞼切開(たるみ取り) がおすすめ。

    まずは20代~30代で「経結膜脱脂」を行い、将来加齢によって皮膚のたるみが気になってきたら、改めて「下眼瞼切開」を検討するというのが、最も合理的で効果的なエイジングケアプランです。

    監修医情報

    医師
    医療法人秀晄会コムロ美容外科(大阪・心斎橋)
    院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき)

    経歴
    • 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
    • 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
    • 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
    • 2001年~ コムロ美容外科入職
    • 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
    • 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化

    資格
    • 日本麻酔科学会会員
    • 麻酔科標榜医
    • 日本美容外科学会(JSAS)会員
    • 美容外科(JSAS)専門医
    • アラガンボトックスビスタ認定医
    • アラガンジュビダーム認定医
    ドクター紹介