眉上切開とは、眉上のたるみを切除して眉毛を持ち上げる、狭い目と眉毛の距離を広げる手術方法です。眉下切開と違い、目と眉毛の距離は変わらないもしくは、広げながら瞼のタルミを改善し、おでこのシワや、たるみを改善することができます。

眉上切開（ブローリフト）は、おでこ側のたるみを切除することで、眉毛の位置を上げることができる点にあります。眉下切開を行うと眉毛が下方に引っ張られ、目と眉毛の距離が短くなります。また眼瞼下垂の修正を行った場合でも同様に眉毛の位置が下がります。
眉毛の位置を上げる手術としては前額リフトがありますが、眉上切開は前額リフトよりも、腫れが少なく、ダウンタイムが短いという特徴があります。

前額ボトックスの副作用で「眉毛が下がって目が重く見える」「目と眉が近くなった」とお悩みではありませんか？

これは、ボトックス注射によって眉毛を上げる筋肉（前頭筋）の働きが弱まることで起こる症状です。通常、効果が薄れる3～6ヶ月で自然に改善しますが、その間の見た目が気になる方も少なくありません。

◆一般的な修正法とその注意点

これまで、このような症状の修正には、ボトックスが弱まるまで待つか、二重の全切開やまぶたのたるみを引き上げる眼瞼下垂手術が一般的でした。しかし、これらの手術は眉を上げる癖そのものを改善するため、結果的に目と眉の距離が狭くなってしまうことがあります。

◆眉上切開が有効なケースとは？

そこで、前額ボトックス後の眉毛下がりの修正として「眉上切開（ブローリフト）」が良い選択肢となる場合があります。

眉上切開（ブローリフト）は、特に以下のような方におすすめです。

• ・目と眉毛の距離を広く保ちたい、または広くしたい方

• ・まぶたのたるみが比較的軽い（眼瞼下垂が軽症以下の）方

眉上切開は、下がった眉毛そのものを直接引き上げることができるため、目と眉の間の距離を保ちながら、目の開きを改善し、すっきりとした印象を取り戻すことが期待できます。

　前額ボトックスによる眉毛下がりでお悩みで、特に目と眉の距離感を重視したい方は、修正方法の一つとして眉上切開を検討してみてはいかがでしょうか。