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二重全切開法のダウンタイム完全ガイド|術後の経過やケア方法を詳しく解説【医師監修】

2025/05/24
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2025/10/07

二重整形の中でも、全切開法は長期間効果が持続する方法として人気です。まぶたを切開して、たるみ切除、脂肪取り、眼瞼下垂修正などを必要あれば行い、二重のラインを作るため、理想の二重を手に入れやすいというメリットがあります。一方で、メスを使うため、術後の腫れや、傷跡などのダウンタイが気になる方もおられると思います。こちらでは全切開法で二重整形をしたいという方へ、全切開手術後の経過や傷跡を目立たなくするケアの基本をご紹介します。

全切開手術後の経過

全切開法のダウンタイムは、平均して3か月くらいになります。手術からの経過日数によって、ダウンタイムの症状は変わっていきます。それぞれの期間でのダウンタイムの特徴や、改善方法について説明します。

手術直後~数日

二重全切開法から2~3日は、再出血や浮腫が一番強くなる時期です。再出血やリンパ浮腫によって上眼瞼全体が腫れるため、瞼が重たく感じて開きにくくなったり、二重幅が広く見えます。仕事や、外出には、腫れや内出血を隠すために、眼鏡の着用をお勧めしています。
その時期は、お酒やお風呂など出血や腫れが強くなる原因となるものは避けていただき、しっかりクーリングして、クリニックから処方されているお薬を定期的に内服してください。痛みは、麻酔が切れてもあまりありませんが、鎮痛剤でコントロールできる程度です。シンエックの服用も効果的です。
これらの症状は時間の経過とともに徐々に良くなってきます。もし腫れや内出血が目立つ場合や長引く場合は、クリニックにご相談ください。
手術の際に処方される鎮痛剤のロキソニン、ボルタレンは痛みを抑えるだけではなく、炎症を抑えることで腫れを改善する効果があります。痛みが少なくても、きちんと内服しましょう。

1週間後 抜糸

全切開法の場合、手術後1週間で抜糸を行います。抜糸で腫れが劇的に改善することはありませんが、傷の上の縫合糸を取り除くことで目が開きやすくなり、腫れの改善のスピードは速くなります。
注意点は、傷は完全に癒着しているわけではないため、手術後2週間くらいまでは瞼を強くこすらないようにしましょう。
また、抜糸後も傷口を清潔に保つことが大切です。傷口を清潔に保つことで、感染症などのリスクを軽減できます。

1ヶ月後

全切開手術から1ヶ月が経過すると、腫れや内出血といった症状は大きく改善し、見た目もかなり落ち着いてきます。通常この頃には大きな腫れは引いており、二重もかなり自然になってきています。
腫れは、二重のラインからまつ毛側がぷっくり膨れる、いわゆるハム目として出やすくなります。
手術後の腫れが残っている二重幅の左右差があったり、腫れの引きが遅い場合には、腫れている部分にケナコルト注射をすることで、ピンポイントで腫れを改善することができます。1週間程度で効果を実感でき、必要に応じて2~3回注射行っています。
医師の指示に従って適切なケアを続けることが大切です。

2~3ヶ月後

二重全切開手術後、2~3ヶ月経過すると腫れやむくみもほぼ解消され、理想としていた二重のラインがはっきりと現れる時期です。

手術直後は赤く目立っていた傷跡も時間の経過とともに徐々に薄くなり、目立ちにくくなっていきます。個人差はありますが、2ヶ月後には傷跡はメイクでカバーできる程度になり、3ヶ月後にはほとんど目立たなくなります。

傷跡が目立たなくなるまでの期間は体質や手術方法、術後のケアなどによって異なります。傷跡の治りが遅い方は、医師の指示に従って適切なケアを継続することが大切です。

20代 女性の全切開法 通常のダウンタイムの症例

大阪 20代 全切開法 手術前

手術前

ハム目、腫れぼったさ、二重の幅の狭さを改善 二重幅7㎜たるみ4㎜幅切除でデザイン

大阪 20代 女性 全切開法 手術直後

手術直後

脂肪切除も併せて行った。手術直後は腫れのために、過重瞼となっている。

大阪 20代 女性 全切開法 7日後

手術後抜糸時

腫れ改善傾向で、目の開きが良くなっているのがわかる。しかし、過重瞼が残っている。

大阪 20代 女性 全切開法 1カ月後

手術後1ヶ月

全体的に腫れは引いてきていて、目の開きが良くなっている。二重幅も落ち着いている。

大阪 20代 女性 全切開法 3カ月後

手術後3ヶ月

腫れはほぼ消失。ラインの食い込みは自然で、二重の左右差もなし。


20代女性の全切開法症例です。逆さまつ毛修正、脱脂を行いました。二重ラインからまつ毛側の余剰皮膚を切除し、まつ毛の生え際を見せるようにし、目のぱっちり感を作っています。

まとめ

全切開法であっても、幅が狭くデザインしてむくみを最低限に抑えて、止血がきっちりと行えていれば、ダウンタイムも短くなります。 埋没法と比較しても、変化をしっかりつけることができ、目力のある二重を作れるのが、全切開法のメリットです。


20代 女性 全切開法+脂肪取り、眼瞼下垂、たるみ切除 ダウンタイムの症例

ダウンタイム症例_手術前 開

手術前(開瞼)

一重まぶた、たるみ、下垂により開瞼幅が非常に狭い。

ダウンタイム症例_手術前 閉

手術前(閉瞼)

二重幅7.5mm、たるみ切除幅3.5mm。控えめな二重幅になるようデザイン。

ダウンタイム症例_手術直後 開

手術直後(開瞼)

挙筋短縮を行ったが、二重ライン周囲の腫れのため開瞼が悪い。

ダウンタイム症例_手術後1週 開

1週間後(開瞼)

ハム目気味で、開きにくく下垂のように見える。腫れを引かせる注射(ケナコルト)を行い、漢方を処方。

ダウンタイム症例_手術後1ヶ月 開

1ヶ月後(開瞼)

目の開き・二重幅ともに大幅に改善し、自然な仕上がり。ケナコルト注射は行わず経過良好。

ダウンタイム症例_手術後1ヶ月 閉

1ヶ月後(閉瞼)

傷の赤みが残るが、ハム目はほぼ改善し、腫れが落ち着いてきている。

まとめ

過去に埋没法手術歴はありますが、下垂や腫れぼったさのために、ほぼ緩んでいました。緩みにくい二重を作るために、全切開法を提案、併せてたるみ、脂肪取り、挙筋腱膜前転を併せて行いました。1w後の抜糸の時点でも腫れの改善悪かったため、ステロイド注射を行いましたが、1M検診時には自然な二重になりました。患者様にも大変喜んでいただきました。


個人差について

二重全切開手術のダウンタイムには個人差があります。これは、体質や手術方法による影響を受けるためです。

体質による影響

■腫れやすさ
体質によって、腫れやすい人と腫れにくい人がいます。ふだんから瞼がむくみやすい人は、ダウンタイムが長引く傾向があります。

■治癒力
傷の治りやすさにも個人差があり、治癒力が低い人はダウンタイムが長引く可能性があります。

手術方法による影響

■施術の範囲
施術の範囲が広いほど腫れや内出血が大きくなり、ダウンタイムが長引く傾向があります。

■医師の技術
医師の技術によっても、腫れや内出血の程度が異なります。経験豊富な医師に施術を受けることで、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。

食事の注意点

  • 塩分の多い食事を控える: ラーメンやスナック菓子など、塩分の多い食事は腫れが引くまで控えた方が良いでしょう。塩分を多く摂取すると水分を引き込み尿の量が減るため、体にたまる水分が増え、手術後のむくみが強くなる原因となります。
  • むくみ解消に良い栄養素を摂る: カリウムを多く含む食品(バナナ、アボカド、ほうれん草など)やビタミンEを意識的に摂取しましょう。カリウムは体内の塩(ナトリウム)を排出する際に必要であり、ビタミンEは血流を促進し、腫れの原因となるむくみの改善に役立ちます。

睡眠時の姿勢

  • 枕を高くして寝る: 水分や血液は重力の影響を受けます。日中に脚がむくみやすかったり、朝起きた直後に顔が浮腫んでいるのもそのためです。頭を普段より高くして寝ることで、目元に水分が溜まりにくくなります。
  • うつぶせ寝を避ける: うつぶせは仰向けよりもむくみが強くなるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。


全切開法で強い内出血が出てしまったら?内出血に対する治療法とダウンタイムについて解説

全切開法の出血が多く、内出血が予想される場合、止血剤の処方や圧迫クーリングの指導を行います。しかし、それでも強い内出血が生じることがあります。出血は帰宅後の夜から出始めることが多く、眼窩脂肪やROOF脂肪切除を行った場合には、出血リスクがさらに高くなります。

青あざなどの強い内出血が生じた場合、当院では経過観察だけでなく、積極的に内出血の治療を行います。

20代 女性の全切開法 強めの内出血がでた症例

全切開症例_手術前

手術前

全切開症例_手術直後

手術直後

術中の出血が多く、リカバリールームでクーリングを長めにしていただきました。 内服の止血剤を追加で処方しています。

全切開症例_手術後抜糸時

手術後抜糸

下眼瞼のにも青あざを出ていました。眼窩脂肪周囲の血管から出血すると、下眼瞼にも強い内出血を生じます。内出血の吸収に効果のある、ヒアルロニダーゼ注射を行い、ヒルドイド軟膏と、治打撲を処方しました。

全切開症例_手術2週後

手術後2週間

内出血ともに改善していますが、一部青あざが残っています。そのため再度、ヒアルロニダーゼ注射を行いました。

全切開症例_手術1ヶ月後

手術後1ヶ月

傷の赤みはありますが、ほぼ内出血は引きました。


今回は、抜糸時から内出血治療を開始しましたが、この時点では新たな出血はなく、吸収を速めるための治療として、1~2週間開けてヒアルロニダーゼ注射を行い、必要に応じて漢方薬の治打撲、ヒルドイド軟膏を処方します。
稀なケースですが、動脈からの出血などで目が開けれないくらい、腫れや内出血が非常に強く出るようなら、縫合糸を外し、血腫を取り除き洗浄します。放置していると、しこりや、感染、腫れの長期化の原因となります。

まとめ

全切開法の際、ひどい内出血を生じた場合は、内出血や腫れの程度によって適切な処置を行うことでダウンタイムを大幅に短くすることが可能です。合併症に適切に対応してくれるクリニックを選んで手術を受けることが重要です。

ダウンタイム中の過ごし方早見表

全切開法後のダウンタイムができるだけ短くなるよう、手術後の日常生活での注意点を表にまとめました。アフターケアによって、ダウンタイムを短くすることが可能です。

行動 いつから可能か 注意点
洗顔・シャワー 当日から可能 目元を濡らさないように注意。抜糸翌日から目元の洗顔可能。
メイク 抜糸翌日から可能 傷口を強くこすらないように注意。
コンタクトレンズ 抜糸翌日から可能 違和感がある場合は無理せず眼鏡を使用。
飲酒 抜糸後(術後1週間)から 血行が良くなり腫れが長引く原因になるため、それまでは控える。
運動 軽い運動は術後1週間から
激しい運動は術後1ヶ月後から
激しい運動は無理せず徐々に開始。
長時間の入浴 抜糸後(術後1週間)から それまではシャワーで済ませる。

全切開手術後の傷跡ケアの基本 自宅でできるケアとは?

正しい洗顔方法と保湿ケア

傷跡がきれいに治る方が必ず行っているのは、傷を清潔に保つこと、紫外線や機械的な刺激をできるだけ与えない、の2点です。
傷は、硬いスポンジや強い力でこすらずに、ボディーソープの泡で優しく洗いましょう。傷のばい菌だけではなく、かさぶたを優しく取り除くことで、より傷がきれいに治ります。
傷を強くこすると、炎症が長引き、色素沈着が起こりやすくなります。
すすぎ残しがないよう、ぬるま湯で丁寧に洗い流してください。
傷が治りかけの時期は、皮脂の分泌が少ないため、傷周囲の皮膚が乾燥しやすくなります。しっかりと、乳液や保湿クリームで乾燥を防ぐことで、炎症を抑えて傷の赤みの改善を早めることができます。
手術直後は医師の指示に従い、適切なケアを行うようにしてください。また、傷跡に腫れや熱感などの異常に気付かれた場合には、クリニックにご連絡ください。

紫外線対策の重要性

手術や怪我の後の傷跡は、紫外線の影響を受けやすく、色素沈着を起こしやすい状態です。正式名は炎症性色素沈着とも呼ばれ、通常の経過と比べて傷跡が黒くなり目立つようになるため、手術後のケアでは紫外線対策を徹底することが重要です。
具体的には、SPF30以上の日焼け止めを外出時に使ったり、サングラスなどで紫外線を避けるようにしましょう。
これらの紫外線対策は、全切開法に限らず、すべての手術後に傷跡のケアに有効で、傷跡の赤みや色素沈着を予防し、美しい仕上がりへと導くために非常に大切です。
適切なスキンケアを行うことで、ダウンタイムができるだけ短くなるよう気を付けましょう。

全切開法のダウンタイムをできるだけ短くしたい方へ

ダウンタイムを少しでも短くするためには、セルフケアに加えて医療の力を借りるのが最も効果的です。ダウンタイムの原因となる、腫れと内出血の改善や吸収に効果の治療法を紹介します。

1. 内服薬による治療

術後にお渡しする内服薬に含まれる鎮痛剤でも腫れを抑える効果がありますが、むくみが強く早く引きたい方には、ダウンタイム短縮効果が期待できる漢方薬もご用意しています。

治打撲~内出血に効果
正式名は治打撲一方と呼び、血行を促進し、腫れや痛み、内出血を和らげる。炎症を鎮める作用もあるとされ、捻挫・打撲・筋肉痛・骨折後の腫れや痛みのなどの効果があるとされます。手術後早期からの使用は内出血を強める可能性があるため、抜糸後以降の使用をお勧めしています。

治打撲一方

五苓散~手術に伴うむくみ改善に効果
五苓散(ごれいさん)は、漢方薬のひとつで、体内の「水(すい)」のバランスを整える作用があるとされています。主としてむくみ(浮腫)の症状に使われ、体内の余分な水を排出しつつ、消化機能や体を温める働きがあります。怪我や手術後のむくみに対して使用することで、腫れの改善効果を発揮します。

五苓散

シンエック 腫れや内出血両方に効果
シンエックは、美容整形手術後などに起こる「腫れ」や「内出血(あざ)」を早く引かせることを目的とした、医療機関で処方されるサプリメントです。主成分は「アルニカ・モンタナ」という天然のハーブ(植物由来成分)で、手術によるダメージからの回復をサポートし、ダウンタイムを短縮する効果が期待できます。

シンエック画像

2. 塗り薬による治療

ヒルドイド軟膏 血行促進効果と抗炎症作用で内出血を改善
ヒルドイド軟膏は、保湿性を高める効果が良く知られている、ヘパリン類似物質を有効成分とする医療用医薬品です。ヒルドイドには、保湿効果以外に、皮膚の血行促進作用と、抗炎症性作用があるため、内出血に対して効果を発揮します。
ヒルドイド軟膏の注意点としては、目の中に入らないように注意を払う必要があります。

3. 注射による治療

内出血や腫れが強い場合、注射という選択肢があります。赤あざなどの強い内出血にたいして非常に高い効果があるヒアルロニダーゼ注射、そして局所の腫れの改善効果が期待できるケナコルト注射などあります。

ヒアルロニダーゼ注射
ヒアルロン酸溶解剤としてよく知られているヒアルロニダーゼですが、赤あざ、青あざなどの強い内出血部位に注射することで、皮下の血種を溶解し、血種周囲の細胞間の隙間を広げることで内出血の消失を早める効果があります。リスクとしては、確率は低いもののアレルギーの可能性や、注射による新たな内出血の可能性があるため、強い内出血の場合にのみ使用します。

ヒアルロニダーゼ


ケナコルト注射(トリアムシノロン)
ステロイドの一種であるケナコルト注射は、特徴として注射部位のボリュームダウン効果と、抗炎症効果を持つ注射薬です。リンパ液を吸収して腫れている組織に注射することで、炎症と腫れを同時に抑える効果があります。
全切開法後のむくみによるハム目などに非常に強い効果を発揮しますが、皮膚が薄くなったり、陥凹するリスクもあるため、使用法には注意が必要な薬剤です。

ケナコルト

当院では、術後の経過に応じた丁寧なアフターケアを行っており、不安やご質問がある場合もすぐにご相談いただけます。初めての美容外科手術で不安をお持ちの方も、どうぞ安心してご相談ください。

二重全切開法のダウンタイムに関するよくある質問

Q1. 二重全切開法のダウンタイムは、具体的にどのくらいの期間ですか?
A1. 全切開法のダウンタイムには個人差がありますが、大きな腫れが引くまでに約1〜2週間、最終的な二重のラインが完成するまでには、平均して3か月ほどかかります。手術直後から数日間が腫れや内出血のピークで、1週間後の抜糸を終えた頃から徐々に落ち着いていきます。

Q2. ダウンタイム中は、どのような症状が出ますか?仕事や学校はいつから行けますか?
A2. ダウンタイムの主な症状は、まぶたの「腫れ」「内出血」「痛み」「傷跡の赤み」です。特に手術直後から2〜3日は腫れが最も強く、目が開きにくく感じることがあります。痛みは鎮痛剤でコントロールできる程度です。多くのクリニックでは、抜糸を行う術後1週間程度のお休みを推奨しています。それ以降は、メガネなどでカモフラージュしながら仕事や学校に復帰される方が多いです。

Q3. 全切開のダウンタイムをできるだけ短くする方法はありますか?
A3. はい、ございます。ご自身でできるケアとしては、術後数日間はしっかり冷やすこと、飲酒や長時間の入浴を避けることなどが挙げられます。さらに、クリニックで処方される内服薬や、ダウンタイム短縮に効果が期待できるサプリメント(シンエック)、漢方薬(五苓散、治打撲一方など)を利用するのも効果的です。腫れや内出血が特に強い場合は、状態に応じて注射による治療(ケナコルト注射、ヒアルロニダーゼ注射など)を行うことで、回復を早めることも可能です。詳しくは担当の医師にご相談ください。

Q4. 術後の「ハム目」が心配です。腫れが引けば治りますか?
A4. 術後1ヶ月頃は、まだむくみが残っており、二重のラインの下がぷっくりと膨らんだ、いわゆる「ハム目」に見えることがあります。多くの場合、1~3ヶ月かけてむくみが引いていくことで、自然な状態に落ち着きます。もし腫れの引きが遅い場合や、気になる状態が続く場合は、クリニックで腫れを抑えるケナコルト注射などの処置を行うことも可能ですので、まずは一度ご相談ください。

Q5. 全切開法の傷跡は目立ちますか?きれいに治すためのケア方法を教えてください。
A5. 術後しばらくは傷跡に赤みがありますが、1ヶ月後にはメイクでカバーできる程度になり、3ヶ月後にはほとんど目立たなくなります。傷跡をきれいに治すためには、以下の2点が重要です。
  • 清潔に保つこと:抜糸後は、石鹸の泡で優しく洗い、かさぶたなどを無理に剥がさないようにしましょう。
  • 刺激を避けること:紫外線は色素沈着の原因になるため、日焼け止めやサングラスで必ず対策をしてください。また、傷を強くこするなどの物理的な刺激も避けましょう。

Q6. 二重整形は初めてです。ひどい内出血が出たらどうすればいいか不安です。
A6. 全切開法は切開を伴うため、内出血が起こる可能性があります。万が一、青あざなどの強い内出血が出てしまった場合でも、クリニックでは内出血の吸収を早める塗り薬(ヒルドイド軟膏)や漢方薬、注射(ヒアルロニダーゼ)など、症状に応じた治療法をご用意しています。ダウンタイム中の不安な症状に対して、適切なアフターケアを行ってくれるクリニックを選ぶことが、安心して二重整形を受けるための重要なポイントです。

二重整形、二重全切開法のまとめ

大阪のコムロ美容外科では、二重全切開法のダウンタイムについて、術後の経過からご自宅でできるケア方法、そしてダウンタイムを短縮するための医療的アプローチまで詳しく解説しました。
全切開法のダウンタイムは平均3ヶ月ほどで、その間には腫れや内出血、傷の赤みといった症状が現れますが、時間の経過とともに必ず落ち着いていきます。ダウンタイムを不安なく過ごし、理想の仕上がりを手に入れるためには、以下の3点が重要です。

  • ダウンタイムの経過を正しく理解する 手術直後のピークを過ぎれば、症状は日々着実に改善していくことを知っておきましょう。焦らずに完成までの過程を見守ることが大切です。

  • 適切なセルフケアを徹底する 術後のクーリングや、傷跡を清潔に保ち、紫外線や刺激から守るといった基本的なケアが、ダウンタイムの短縮と美しい仕上がりに繋がります。

  • 信頼できるクリニックのアフターケアを頼る 強い腫れや内出血、長引く「ハム目」など、ご自身の症状に不安を感じた際は、決して一人で悩まずにクリニックへご相談ください。内服薬や注射など、症状に応じた適切な治療で回復をサポートします。

二重全切開法は、ダウンタイムというハードルはありますが、それを乗り越えることで、埋没法では難しいデザインや、半永久的に持続する理想の二重を手に入れられる非常に魅力的な手術です。

この記事が、ダウンタイムへの正しい知識を得て、安心して手術へ臨むための一助となれば幸いです。当院では、患者様一人ひとりの不安に寄り添い、術前から完成まで責任を持ってサポートさせていただきます。ぜひお気軽にカウンセリングへお越しください。

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この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
  • 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
  • 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
  • 2001年~ コムロ美容外科入職
  • 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
  • 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化

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