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鼻プロテーゼ入替

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鼻プロテーゼ入替

理想の鼻へ。安心と満足のプロテーゼ入替術

「昔入れたプロテーゼの輪郭が加齢ともに浮き出てきて、不自然」「プロテーゼがズレていないか心配」「もっと理想の鼻の形に近づけたい」――。 もしあなたがそうお考えなら、鼻プロテーゼ入替手術が、そのお悩みを解決する最善の選択肢かもしれません。長年の経験と確かな技術で、安全性とデザイン性を両立させた、自然で美しい鼻の実現をお約束します。

鼻プロテーゼ入替手術とは?

鼻のプロテーゼ(人工軟骨)は、鼻筋を高くしたり、形を整えたりするために行われている一般的な手術方法です。しかし、手術から年数が経つにつれて「プロテーゼが透けて見える」「プロテーゼの輪郭が浮き出てきた」といったお悩みを抱える方も少なくありません。鼻プロテーゼ入替手術は、現在挿入されているプロテーゼを抜去し、新しいシリコンプロテーゼ、もしくは患者様ご自身の組織(自家組織)に置き換えることで、これらの問題を解決し、より理想的な鼻の形を追求する手術です。

鼻プロテーゼ入替は、こういった方に向いています。

鼻筋の形状、高さ、幅などが不満

  • プロテーゼの入っている鼻筋が不自然に太く見える、高すぎる
  • プロテーゼの形が顔に合っていない
  • 鼻先の丸みが気になる、もっとシャープにしたい
  • プロテーゼの境目が浮き出て見える

経年変化・合併症

  • プロテーゼがズレてきた、ぐらつく
  • 鼻の皮膚が薄くなり、プロテーゼの形が透けて見える
  • L型プロテーゼで鼻先が不自然にツンと尖ってきた
  • 鼻が赤みを帯びている、感染の心配がある

より安全な方法への変更を希望

  • 異物であるシリコンプロテーゼから、自家組織に替えたい

当院のプロテーゼ入替術の特長

1. 丁寧なカウンセリングと正確な診断

現在のプロテーゼの状態(種類、サイズ、挿入位置など)を正確に診断し、患者様が抱えている具体的なお悩みや「こうなりたい」という理想のイメージを徹底的にヒアリングします。これにより、患者様一人ひとりに最適な入替プランをご提案します。

2. 多様な選択肢とオーダーメイドデザイン

新しいプロテーゼの素材や形状はもちろん、自家組織(耳介軟骨、肋軟骨、真皮脂肪など)への置換、あるいはプロテーゼと自家組織の併用など、患者様の状態と希望に合わせた多様な選択肢をご用意しています。鼻全体のバランスを考慮した、オーダーメイドのデザインで、自然で美しい鼻を形成します。

鼻プロテーゼ入替の素材、それぞれの特徴

I型プロテーゼ:
既製品の数種類ある、I字シリコンプロテーゼの中から希望に近いものを選び、鼻に合うように削って使います。鼻筋を高くするのに適しており、より自然な仕上がりを目指します。

L字プロテーゼが入っていた、ぐらつきがある、石灰化しているプロテーゼを抜去し、新しくポケットを作成して、患者様にあった鼻を形成します。

メリット

  • 手術が短時間で済む
  • ダウンタイムが短い
  • 傷が小さくて済む

デメリット

  • 長期的に石灰化の可能性がある

オーダーメイドプロテーゼ:
患者様の骨格に合わせて、より精密なプロテーゼを製作し挿入します。患者様の3DCT画像からプロテーゼを削りだすため、骨格に完全にフィットしたプロテーゼを作成可能です。

メリット

  • 鼻にフィットする
  • 自然な仕上がり

デメリット

  • 費用が高額になる
  • プロテーゼ作成に時間がかかる

自家組織(軟膏+筋膜、真皮脂肪など)への置換

現在挿入されているプロテーゼを抜去し、患者様ご自身の組織(軟骨や側頭筋膜、真皮脂肪など)を移植することで、より自然で異物反応のリスクが低い鼻を形成します。

当院では、患者様自身の側頭筋膜+耳介軟骨を用いた、ハイブリッド自家組織移植を行っています。

メリット

  • 異物反応のリスクが低い
  • 感染に強い
  • 非常に自然な仕上がり
  • 長期的な安定性

デメリット

  • 採取する部位に傷が残る

3. 高い抜去・挿入技術と再建術

既存のプロテーゼを安全かつ正確に抜去する技術はもちろんのこと、新しいプロテーゼや自家組織を最適な位置に、適切に挿入する技術が重要です。長年の経験を持つ当院の医師が、繊細な手技で手術を行います。特に、L型プロテーゼによる鼻尖の変形や皮膚の菲薄化といった複雑なケースの再建術にも対応しています。

4. 安心のアフターフォロー

手術が終われば終わりではありません。術後の定期的な診察や、ダウンタイム中のケアについても丁寧にサポートします。ご不安な点やご質問があれば、いつでもお気軽にご相談いただける体制を整えています。


鼻プロテーゼ入替の手術の流れ

1. カウンセリング・診察
まず、現在の鼻の状態、以前の手術内容、プロテーゼに関するお悩みや、新しい鼻の理想像を詳しくお伺いします。レントゲンやCTスキャンなどでプロテーゼの状態を正確に診断し、抜去後の鼻の変化、新しいプロテーゼや自家組織の選択肢、術後の経過やリスクについて、分かりやすく丁寧にご説明します。
2. 術前検査
安全に手術を受けていただくために、血液検査、*心電図、*レントゲンなどの必要な術前検査を行います。   *肋軟骨使用時のみ
3. 手術当日
最終的なデザイン確認を行い、手術を開始します。手術中は麻酔を使用しますので、痛みを感じることはありません。既存のプロテーゼを抜去し、新しいプロテーゼまたは自家組織を挿入・形成します。手術時間は内容により異なりますが、一般的には数時間かかります。
4. 術後ケア・アフターフォロー
手術後は、鼻を保護するためのギプスやテーピングで固定します。痛みや腫れを抑えるお薬を処方し、ダウンタイム中の過ごし方について詳しくご説明します。抜糸は術後1週間〜10日程度で行います。定期的にご来院いただき、経過を診察し、長期的な視点での美しさをサポートいたします。

プロテーゼ(自家組織)の種類と挿入方法(切開部位)

鼻プロテーゼの入れ替え手術では、現在挿入されているプロテーゼを抜去し、新たなプロテーゼを挿入します。新しいプロテーゼの種類によって、挿入する際の切開方法が異なります。

1. シリコンプロテーゼ

医療用シリコンでできた既製のI字プロテーゼの中から、最適なものを選んで使用します。

切開部位

鼻の穴の中(鼻腔内切開)

鼻の穴の中の目立たない部分を切開し、そこからプロテーゼを挿入します。表面からは傷が見えず、最も一般的な方法です。

鼻柱切開(オープン法)

左右の鼻の穴を隔てる鼻柱部分を切開します。オープン法とも呼ばれ、術野が広く確保できるため、より正確なプロテーゼの挿入や固定が可能です。傷は初期には目立ちますが、時間の経過とともに目立たなくなります。

2.自家組織(軟骨、筋膜など)

ご自身の体から採取した軟骨(耳介軟骨、肋軟骨など)や側頭筋膜なを加工して使用します。ご自身の組織を使用するため、異物反応や感染のリスクが低いとされています。自然な仕上がりが期待できますが、組織採取部位に傷ができます。

鼻柱切開(オープン法)

鼻柱と両鼻腔を切開し、そこから自家組織を挿入します。複雑な形状にしたり、細やかな調整が必要な場合によく用いられます。

組織採取部位の切開

耳介軟骨:

耳の後ろを切開し、軟骨を採取します。傷は耳の後ろにできるため目立ちにくいです。

肋軟骨:

脇の下や胸の下を切開し、肋軟骨を採取します。比較的大きな組織を採取できるため、大幅な隆鼻や修正手術に適しています。傷は目立たないように配慮されますが、他の部位に比べてやや大きくなることがあります。

側頭筋膜:

側頭部の頭髪内にジグザグに切開を加え、筋膜を採取します。頭皮は切除することはなく、傷は髪で隠れるため、ほとんど目立ちません。

3. オーダーメイドプロテーゼ(3DCT画像をもとに作成)

患者様の鼻骨の形状や理想の形に合わせて、CT画像から3Dプリンターを用いて精密に作製されるプロテーゼです。素材は医療用シリコンが一般的です。
患者様の骨格に完全にフィットするため、より自然で理想的な鼻の形を実現しやすいのが最大の特長です。鼻骨の曲がりがあったり、プロテーゼに厚みがある場合には、鼻柱切開による手術をお勧めしています。

切開部位

鼻腔内切開(鼻孔アプローチ)

オーダーメイドプロテーゼの厚みが薄い場合には、鼻の穴の中からの挿入も可能です。

鼻柱切開(オープン法)

鼻柱を切開し、正確な位置にプロテーゼを挿入することが一般的です。特に複雑な形状や既存のプロテーゼ入れ替えで広範な修正が必要な場合に選択されることが多いです。

挿入方法の比較

項目 シリコンプロテーゼ オーダーメイドプロテーゼ 自家組織移植(耳介軟骨、肋軟骨、筋膜など)
特徴 既成の形・サイズのシリコン製インプラント 患者個人の鼻の形や希望に合わせて作成されるシリコン製インプラント 患者自身の組織を採取し、鼻に移植する
メリット ・手術時間が短い
・比較的安価
・抜去が容易
・より自然な仕上がり
・個々の鼻立ちに合わせたデザインが可能
・異物反応のリスクが低い
・感染に強い
・自然な感触と見た目
デメリット ・長期間に異物感を感じる可能性あり
・カプセル拘縮(被膜)
・プロテーゼのずれ・浮き・異物感のリスク
・比較的高価格
・作成に時間がかかる
・既成プロテーゼと同じリスクあり
・採取部位に傷が残る
・採取部位の痛みや負担
・一部吸収され効果が減る可能性
・採取部位に合併症リスク(例:気胸)
合併症のリスク 感染、カプセル拘縮、偏位、プロテーゼ露出・破損 感染、偏位、プロテーゼ露出・破損 採取部位の痛み・腫れ・瘢痕、感染、吸収、合併症(例:気胸)

鼻プロテーゼ入替の手術費用

項目 費用(税込み)
鼻プロテーゼ 275,000円
自家組織移植 396,000円
オーダーメイドプロテーゼ 396,000円
当院のプロテーゼ入替の場合 各挿入方法 +105,000円
他院のプロテーゼ入替の場合 各挿入方法 +165,000円
静脈麻酔(*手術時間が長いため併用) 55,000円
鼻プロテーゼ入替手術の料金は、現在のプロテーゼの状態、使用する新しい素材(プロテーゼの種類や自家組織の種類)、当院のプロテーゼか、他院のプロテーゼか、など手術の内容によって異なります。

局所麻酔、内服の費用は、手術の費用に含まれています

※表示価格は全て税込みです。
※麻酔代、術前検査代、術後薬代は別途かかる場合がございます。
※医療ローンもご利用いただけますので、ご相談ください。

鼻プロテーゼ入替の留意点

項目 内容
施術時間 1時間から3時間
ダウンタイム 腫れ予防の為テープで3日間圧迫します。
腫れ・傷跡 術後約1週間は腫れる場合があります。また、術後1〜3ヶ月間は赤みや硬さが見られる場合があります。
施術の痛み 局所麻酔のため、手術中の痛みはありません。
※自家組織への入替は、手術時間が長いため静脈麻酔を併用します。
通院 術後7日後、1ヶ月検診、3ヶ月検診
麻酔 局所麻酔 ※希望により、吸入麻酔、静脈麻酔が可能です。
洗顔 当日から可能
シャワー・入浴 3日後よりシャワー可能です。
メイク お顔のメイクは手術当日から可能です

鼻プロテーゼ入替のよくある質問

Q.痛みはありますか?

A.手術中は麻酔を使用しますので、痛みを感じることはありません。術後に痛みが生じる場合がありますが、痛み止めを処方しますのでご安心ください。

Q.ダウンタイムはどれくらいですか?

A.腫れや内出血は術後数日間がピークで、完全に引くまでに数週間から数ヶ月かかる場合があります。ギプスやテーピングは通常1週間程度装着します。個人差がありますので、カウンセリング時に詳しくご説明します。

Q.以前入れたプロテーゼの素材が分かりませんが、手術は可能ですか?

A.はい、可能です。診察と術前検査(レントゲン、CTなど)でプロテーゼの種類や状態を確認します。

Q.プロテーゼ抜去後、鼻は元の形に戻りますか?

A.プロテーゼを抜去すると、鼻の高さはプロテーゼを入れる前と比べて低くなりますが、完全に元の形に戻るわけではありません。長期間プロテーゼが入っていた場合、皮膚や組織が伸びていることがあります。抜去のみの場合は、その後の変化を予測した上で、新しいプロテーゼや自家組織による再建をおすすめすることが多いです。

Q.自家組織と新しいプロテーゼ、どちらが良いですか?

A.もともと入っているプロテーゼの形状に不満がある場合は、新しいシリコンプロテーゼでもOKです。鼻骨が曲がっているなど、通常のプロテーゼだとズレてしまう場合には、3DCT画像をもとに自分に合ったプロテーゼを作成できる、オーダーメイドプロテーゼがベストですが、費用が高くなるのが欠点です。
長年シリコンプロテーゼが入っていて、プロテーゼの石灰化や鼻筋の皮膚が薄くなっている場合は、自家組織移植をお勧めします。軟骨片を柔らかい側頭筋膜で包み込んでいるため、自然な鼻筋の仕上がりになります。