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受け口整形 セットバック手術

受け口整形 セットバック手術

受け口整形 セットバック手術とは

受け口整形
セットバック手術とは

受け口修正手術とは、下顎骨の歯を抜いて骨切りを行い下顎の前歯の位置を後方に下げることで、輪郭を修正し歯並びを変える手術です。

本来、上顎の前歯と下顎の前歯は、上顎よりも少し下顎ほうが奥まっていて、奥歯をかみしめても上下顎の前歯が触れないのが普通です。
受け口は下顎前突や反対咬合と呼ばれ、下顎の前歯が上あごの前歯よりも前にでている症状をさします。

  • 同じ幅の上顎の前歯と下顎の前歯

    正常咬合

  • 上顎の前歯より前に出た下顎の前歯

    反対咬合(受け口)

下顎前突を治療する受け口修正手術、セットバックとは、左右の第一臼歯を抜いて、空いたスペースを利用して骨切りを行い、前歯6本を含めた歯槽骨を、後ろにずらして、チタンプレートで固定する手術です。

歯科矯正では数年かかる受け口の修正を、セットバックでは1日の手術で行うことが可能です。

受け口修正手術 セットバックはこういった方にお勧めです。

  • 矯正では受け口を治せなかった方
  • 短期間で修正したい方
  • しゃくれ顎を治したい方(場合によっては、下顎骨骨切りも併せて行う必要があります)

受け口整形 セットバック手術の特徴

受け口整形
セットバック手術の特徴

外観上の受け口の改善が短時間の手術(約3時間)の手術で行えます。
通常年単位でかかる歯列矯正と比べて短時間でコンプレックスを改善できます。

ただし欠点もあり、3番目と5番目の歯の間に隙間が生じることです。これは大小に個人差はありますが必ず生じます。
そのため受け口手術後に歯科的な矯正が必要になることがあります。

受け口整形 セットバック手術の詳細

受け口整形
セットバック手術の詳細

1、切開

1、切開

下顎口腔内粘膜前庭部を第4歯から第4歯まで切開し、骨膜上を剥離します。下顎骨骨切りの際、細心の注意が必要なオトガイ神経付近は剥離の必要がありません。

切開ラインの説明

2、抜歯

2、抜歯

第一臼歯(第4歯)を抜きます。理由としては前歯を6本を後方に下げるためなのと、歯を抜いた後にできる穴を利用して歯槽骨を縦切りします。
骨切りには、ラウンドバーと呼ばれる回転するやすりを使って骨切りを行います。

  • 抜歯予定の歯

  • 抜歯後に奥に寄せる前歯

3、骨切り

3、骨切り

サジタルソーというノコギリを使って前歯6本を含めた歯槽骨の根元を、水平に骨切りします。その際、歯根部を傷つけないように5mm以上離して切開します。これによって前歯6本を含めた歯槽骨に可動性が生まれます。

切開位置を説明する図

4、噛み合わせの調整

4、噛み合わせの調整

6本の前歯をふくめた歯槽骨を後方にずらし、歯のかみ合わせを調整します。舌側と口腔側の粘膜を通して骨の血流として重要なため、できるだけ愛護的に保護します
またラウンドバーで、縦に骨切りした部分は必ず凹凸を生じます。上下の前歯の咬合を見ながら断端の骨削りを行います。

歯槽骨の固定に、チタン製プレートとねじを使用し、第3歯と第5歯をワイヤーで固定します。

ワイヤーとねじで固定する様子

5、縫合

5、縫合

出血や多い場合にはドレーンを留置し、粘膜を縫合して手術は終了です。

参考写真

参考写真

  • 骨切り中の様子

    骨切り中の写真

  • プレート固定後の様子

    プレート固定後の写真

症例写真

症例写真

  • ビフォー

    before

  • アフター

    After

  • 概要

    顎を小さく、短くしたい、受け口を治したいとの希望にて前記手術を行いました。2つの手術は同じ傷から行えるため、ダウンタイムはあまり変わりません。顎骨切りはブーメラン型、最大幅7㎜のブーメラン型にて切除を行っています。 下顎の前歯が後ろに後退したため、オトガイのあたりがすっきりしました。

受け口整形 セットバック手術の流れ

受け口整形 セットバック手術の流れ

1.カウンセリング
1.カウンセリング
術前のセファロ(レントゲン写真)による検討と計画が必要になります。オトガイの突出を合併していることが多く、その場合にはオトガイ先端を削ったり下顎骨水平骨切りを同時にお勧めさせていただきます。また、頬、下顎の脂肪吸引や、エラボトックスなど、他の施術も併せてご提案させていただくこともあります。
2.検査
2.検査
提携クリニックで、セファロ、頭蓋骨の2方向からのレントゲン検査を行います。
レントゲンデータを用いて、顔面骨の左右差、下顎歯の突出度をそくていします。
3.麻酔
3.麻酔
骨切り術は全身麻酔を行います。術後の麻酔からの回復が早くなるように、従来のガス麻酔ではなく、TIVAと呼ばれる注射タイプの麻酔薬を使って全身麻酔を行います。 手術中は、生体モニターで、心拍数、血圧、換気量を測定し安全に麻酔を行います。
4.手術
4.手術
上記手術の詳細をご確認ください。
5.手術終了~帰宅
5.手術終了~帰宅
麻酔からの覚醒後、リカバリールームにて数時間休んでいただきます。
痛みは鎮痛剤を使いますので、帰宅時には自制内に収まることがほとんどです。歩行が可能になり、覚醒が確認できましたら帰宅していただきます。
6.手術翌日
6.手術翌日
午前中に来院いただき、リカバリールームにて点滴を行います。
抗生剤、止血剤、鎮痛剤などの投与し、出血が少なくなったのを確認してドレーンチューブを抜去します。

※術後3ヶ月まで検診をいたします。

術後7日~14日

口腔内とドレーンの部分の抜糸を行います。
おとがい神経が損傷していなくても、顎先端の感覚は鈍いですが、次第に改善しますのでご安心ください。

術後1か月検診

下顎骨が小さくなったことで、下あごや頬にたるみを生じます。改善目的に、脂肪溶解や腫れ改善効果のあるアルフォコリン注射、ケナコルト注射のアフターケアがスタートします。
2週間感覚で3、無料で行っています。

術後3か月検診

腫れや固さ、感覚がほぼ正常化する時期です。骨切りによる皮膚のたるみもほぼ消失してきています。歯槽骨がしっかりくっついているのを確認し、3歯と5歯を固定しているワイヤーを取り除きます。

受け口修正 セットバック手術の留意点

受け口修正
セットバック手術の留意点

所要時間 180分程度
腫れ 1週間程度 腫れ予防のために当日テーピング行います。
内出血 まれに顎下にでる可能性があります。
ドレーン 基本的には入れませんが出血の量によっては入れる可能性があります。
通院 翌日、14日後、1か月検診 3か月検診
麻酔 全身麻酔
洗顔 翌日から可
飲酒 腫れがある程度引くまでお控えください
シャワー・入浴 施術部位以外は当日可能。入浴は2~3日後から

<副作用・リスク>

腫れ、内出血が長引く、感染、傷痕、色素沈着、異物反応、痛み、しびれ、その他知覚異常、脱毛、組織壊死、アレルギーやショック反応などの合併症がおこりえます。

手術費用

手術費用

手術時間は3時間程度、日帰りでの手術です。
手術費用 1,100,000円
術前検査 血液検査(HIV検査含む)、心電図、頭部レントゲン、胸部レントゲン、歯列パノラマ

同時に行うことが多い手術

同時に行うことが多い手術

受け口の方は、顎が長い、しゃくれているなどの下顎骨の肥大を伴っていることが多くみられます。 
この場合、受け口を治療せずにオトガイ先端だけ削ったり小さくすると、口元と顎先のバランスが崩れEラインがおかしくなります。 顎骨切りはセットバックと同時に行った場合、同じ傷から手術を行えるので、ダウンタイムが長くなりません。