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顎のヒアルロン酸の失敗とは?原因と対策を解説顎のヒアルロン酸の失敗とは?原因と対策を解説

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顎ヒアルロン酸、顎レデイエッセの失敗について

顎ヒアルロン酸、顎レデイエッセの失敗について

顎ヒアルロン酸注入は、顎先にヒアルロン酸を注入するだけの比較的簡単な施術ですが、
デザイン、注入方法、注入量などによっては思わぬトラブルを経験することがあります。
顎にヒアルロン酸を注入する際の注意するポイントを解説します。

1. 顎ヒアルロン酸の失敗の概要

1. 顎ヒアルロン酸の失敗の概要

顎ヒアルロン酸の施術について: 顎にヒアルロン酸を注入して形を整える施術であることを説明します。通常、短時間で自然な変化を期待できる施術ですが、失敗が起こることもあるということを最初に伝えます。

2. 顎ヒアルロン酸の失敗例

2. 顎ヒアルロン酸の失敗例

2‐1. 不自然な形や硬さ

2‐1. 不自然な形や硬さ

事例

ヒアルロン酸を注入後、顎が太くなったり、左右差、凹凸が出た


原因と対策

当院では顎ヒアルロン酸は、下顎骨の骨膜近くに注入しています。 注注入に使うクレヴィエルは硬いため顎先をしっかり出せる反面、注入後にマッサージで形を作らないと凹凸が生じます。 また注入後数日は周囲に流れ変形する可能性がるため、あまり触らないようにしましょう。

梅干ししわを改善する目的で、骨膜上より浅い層である皮下にヒアルロン酸を注入することもありますが、その際は一段柔らかいレデイエッセやボリューマの使用をお勧めします。

顎が太くなる原因としては、注入量が多すぎることが考えられます。顎の場合、一回の注入量は1㏄程度にとどめた方が良いでしょう。どうしても、もっと顎を出したい場合、注入したヒアルロン酸が固まり流れなくなる2~3週間後に追加注入することをお勧めします。

2‐2. 感染症や炎症

2‐2. 感染症や炎症

事例

施術後に感染症や炎症が発生する場合があります。


原因と対策

肌の表面にある毛穴には、アクネ菌(ニキビ菌)が潜んでいます。針を刺す際毛穴を貫くと、皮下に菌を押し込むことになってしまいます。

通常は毛穴をよけて注射しますし、万が一菌が皮下に入っても体内の免疫が働き、感染が広がることがありません。

感染が起きた場合は、注入部位の腫れと痛み、熱感を生じます。多くは抗生剤の服用で改善しますが、腫れが強い場合には、ヒアルロン酸を溶かす必要があります。 

 対策としては、衛生管理が徹底されたクリニックで施術を受けること、術後のケアをしっかり守ることが予防に繋がります。

2‐3. アレルギー反応

2‐3. アレルギー反応

事例

ヒアルロン酸に対してアレルギー反応が現れることがあります。腫れやかゆみ、赤みなどの症状が出ることも。


原因と対策

体質やアレルギーの影響で反応が現れることがありますが、当院ではほとんど事例はありません。アレルギーと感染症状はよく似ているため、抗生剤を投与しつつ、ヒアルロニダーゼでヒアルロン酸の溶解などが治療として考えられます。

期間をあけて、違う部位にヒアルロン酸を注入しても症状が再発する場合は、アレルギーの可能性が高いとでしょう。

対策として、他のメーカーのヒアルロン酸への変更、レディエッセや脂肪注入への変更などがあります。

アレルギー歴がある場合は事前に医師に伝えること、施術後に異常を感じた場合はすぐに医師に相談することが大切です。ヒアルロニダーゼで溶解、抗アレルギー剤での治療を行っていきます。

2‐4. 血管障害

2‐4. 血管障害

事例

顎にヒアルロン酸を注入した際、血管に誤って注入されると血流障害が起こる場合があります。


原因と対策

顎に限らず、血管内に注入物が入り込み血管が詰まってしまう、血管塞栓の事例が報告されています。 顎は血管塞栓のリスクが低い部位と考えますが、やはり注意が必要です。

血管塞栓のために血流障害が起こった場合、痛みや腫れが数十分後から出るので、異常をかんじられたら必ず医師に申告をお願いします。

ヒロラーゼ注射、血管拡張剤などで、治療することが可能です。

対策としては、血管をできるだけ避けて注入する、血管を傷つけにくいカニューラ針を使用する、一度に大量に注入することを避ける、解剖学的に血管塞栓が起きやすい部位は注入を避けるなどの対策があります。


3. 失敗を防ぐための予防策

3. 失敗を防ぐための予防策

ある程度経験や知識で失敗を防ぐことが可能ですが、重要なのは適切な対処を迅速に行うことです。失敗を防ぐために、以下の予防策を説明します。

3‐1. 信頼できる医師を選ぶ

3‐1. 信頼できる医師を選ぶ

経験が豊富で、技術が高い医師を選ぶことが重要です。口コミや評判、実績を確認し、事前にカウンセリングを受けると良いでしょう。

3‐2. 施術前に十分なカウンセリングを受ける

3‐2. 施術前に十分なカウンセリングを受ける

施術の目的、リスク、アフターケアについて、医師から十分に説明を受け、納得した上で施術を受けることが大切です。

3‐3. 適切なクリニックを選ぶ

3‐3. 適切なクリニックを選ぶ

クリニックが衛生管理に力を入れているかどうかを確認しましょう。清潔な環境で施術を受けることが大切です。

3‐4. アフターケアをしっかり行う

3‐4. アフターケアをしっかり行う

施術後の腫れや感染を防ぐためには、アフターケアをしっかりと行うことが必要です。医師の指示に従って、無理に触れたり圧をかけたりしないようにしましょう。

4. 失敗した場合の対処法

4. 失敗した場合の対処法

万が一、顎ヒアルロン酸の施術で失敗が起こった場合は、すぐに医師に相談することが大切です。早期に適切な処置を行うことで、回復を早めたり、問題を最小限に抑えたりすることができます。

5. まとめ

5. まとめ

顎ヒアルロン酸施術は短期間で美しい顎ラインを実現するための方法ですが、予期せぬ失敗が起こることもあります。しかし、失敗の原因や予防策を理解し、信頼できる医師とクリニックを選ぶことで、リスクを最小限に抑えることが可能です。施術を受ける前にしっかり情報収集し、リスクとメリットを理解した上で決定することが重要です。

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